ある日、友達から「ひとりかくれんぼって知ってる?」というメールが届いた。
ひとりかくれんぼとは、人形に霊を呼び込んで、自分と隠れんぼをするという都市伝説だった。
私は興味本位で「知ってるよ。やったことあるの?」と返信した。
すると友達は「今日やってみようと思ってるんだけど、一緒にやらない?」と言ってきた。
私は怖がりなので、断ろうとしたが、友達は「大丈夫だよ。ただの遊びだし、何も起こらないよ」と言ってきた。私は仕方なく了承した。
夜中の12時になった。友達から「準備できた?」というメールが届いた。
私は人形を用意して、名前を書いて、お風呂場に置いておいた。
友達からのメールに従って、人形に刃物を刺して、「ゆかりは最初の鬼だ」と三回言った。
そしてテレビの前に立って、「私は最初の鬼だ」と三回言った。これで人形に霊が乗り移ったはずだった。
私は家中の電気を消して、隠れる場所を探した。友達から「どこに隠れる?」というメールが届いた。
「クローゼットに隠れるよ」と返信した。すると友達は「じゃあ私もクローゼットに隠れるね」と言ってきた。私は不思議に思ったが、気にしなかった。
私は自分の部屋のクローゼットに入って、ドアを閉めた。暗くて静かで、少し怖かったが、友達とメールのやり取りしながら時間をつぶした。
「何も起こらないね」と私は言った。「そうだよ。ただの遊びだから」と友達は言った。
しばらくして、テレビの音が聞こえてきた。人形がテレビの前に来て、「私は最初の鬼だ」と言っているのだろうか?私は恐怖に震えながら、友達にメールを送った。
「テレビの音が聞こえるよ。人形が来てるんじゃない?」と言った。
「本当?私は何も聞こえないよ」と友達は言った。「どうしよう?終わらせる方法を教えて」と私は言った。
「終わらせる方法?それは簡単だよ。人形を見つけて、刃物を抜いて、ゆかりは解放されましたと、三回言えばいいんだよ」と友達は言った。
私は勇気を出して、クローゼットから出た。テレビの音が大きくなっていた。私はそっとお風呂場に向かった。お風呂場に着くと、人形が刃物を持って立っていた。
「ゆかりは最初の鬼だ」と言っていた。
私は恐怖で声も出なかった。人形は私に気づいて、こちらに走ってきた。私は走って必死に逃げた。
「助けて!」と私は叫んだ。すると、友達からメールが届いた。
「大丈夫?どうしたの?」と言っていた。
「助けて!人形が襲ってきたの!早く助けて!」と私は言った。
「え?人形が襲ってきた?嘘でしょ?」と友達は言った。
「嘘じゃないよ!本当だよ!信じて!」と私は言った。
「じゃあ、どこにいるの?私が助けに行くよ」と友達は言った。
「自分の部屋のクローゼットに隠れてるよ。早く来て!」と私は言った。
友達は「わかった。すぐに行くから待っててね」と言ってきた。
私は少し安心した。友達が来てくれれば、人形から逃げられるかもしれないと思った。
しかし、その時、クローゼットのドアが開いた。人形が入ってきたのだ。
「ゆかりは最初の鬼だ」と人形は言った。私は泣きながら、「やめて!やめて!」と言った。
人形は無視して、刃物を振り上げた。私は目を閉じて、絶望した。
その時、ドアベルが鳴った。友達が来たのだろうか?私は希望を持って、目を開けた。
すると、人形が消えていた。刃物もなくなっていた。
何事もなかったかのように、クローゼットは静かだった。
私は急いでクローゼットから出て、玄関に向かった。ドアベルが鳴り続けていた。
私はドアを開けると、友達が立っていた。
「ごめんね。遅くなっちゃった」と友達は笑って言った。
「ありがとう。助かったよ」と私は言った。
「どうしたの?顔色悪いよ」と友達は言った。
「あのさ、ひとりかくれんぼやってさ、人形に襲われそうになってさ」と私は言った。
すると、友達の顔色が変わった。「ひとりかくれんぼ?何それ?」と友達は言った。
「え?さっきメールで話してなかった?」と私は言った。
「話してないよ。今日初めて連絡したよ」と友達は言った。
私は驚いて、携帯を見た。すると、メールの履歴が消えていた。友達からのメールも、自分の送信メールも、全部なかった。
「じゃあ、さっきメールを送ってきたのは誰?」と私は言った。
「わからないよ。私じゃないし、まさか人形が?」と友達は言った。
私は恐怖に震えた。人形がメールを送ってきて、私を騙していたのだろうか?
「どうしよう?どうしよう?」と私は言った。
「落ち着いて。大丈夫だよ。もう終わったんでしょ?」と友達は言って、私を抱きしめた。
その時、テレビの音が聞こえてきた。「私は最初の鬼だ」という声が繰り返されていた。
私と友達は顔を見合わせて、驚いた。
「人形がまだ動いてる!」と私は言った。
「早く終わらせなきゃ!」と友達は言って、お風呂場に走って行った。私も後を追って行った。
お風呂場に着くと、人形が刃物を持って立っていた。「ゆかりは最初の鬼だ」と人形は言っていた。
友達は勇気を出して、人形に近づき「ゆかりは解放されました」と三回言って、刃物を抜いた。
すると、人形が動かなくなった。テレビの音も止まった。すべてが静かになった。
「やった!終わった!」と友達は喜んだ。
「ありがとう。助かったよ」と私は言った。
「これで安心だね」と友達は言って、人形を持ち上げた。
すると、人形が目を開けて、「さやかは最初の鬼だ」と言って、刃物を振り下ろした。



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